狭小住宅、コンクリート打設前の段取り
2012年07月02日
こんにちは。
本日は基礎のコンクリート打設前の仕事についてです。
狭小住宅に限りませんが、基礎工事を施工する際に、
基礎工事は完成すると、平面に仕上がっているため
何事もなかったかのように、きれいなコンクリートの面が見えてきますが、
実は地中には、様々なものが埋まっています。
一番下は杭や地盤改良などの、地盤を補強する材料がはいっています。
次に、構造計算によって必要となる地中梁と呼ばれる、地中に組み込まれる梁です。
この高さ調整が非常に難しく、狭小住宅では何種類もの梁が必要となり、
それぞれ、高さが違うために土を掘る高さも違ってきます。
ここは、土建屋さんの腕のみせどころでもあります!
さらに、
いろいろな形の鉄筋を結束して、網状に組んでいきます。
耐圧コンクリートを打つ直前には、
あとで見栄えが悪く、基礎からはみ出したりしないよう
トイレなどの水廻りの位置に配管を持っていったり、
見えなくなる部分の『仕事』がたくさんあるので、
段取りや図面とのそ相違等をチェックし、
失敗は許されないので、住宅の工事の中で神経を一番使うところでもあります。
基礎コンクリート打設前のお話でした。