白いモルタル塗りの狭小住宅1
2012年06月27日
こんにちは。
今日は、世田谷に建っている狭小住宅のお話です。
17年に竣工したおうちで、設計はアトリエスピノザさんです。
この頃に私は、『狭小住宅』という言葉をはじめて耳にした記憶があります。
建築家のデザイナーズ住宅らしいおうちを建てたのは、
このおうちが最初でした。
やはり、モルタル塗りの外壁は、ラインが入らずにフラットに仕上がるため、
シャープですっきり見せたいと考える建築家さんとしては、
使用したい材料のひとつでしょう。
光にあたって微妙な凹凸手で塗った感がいいでしょう?
このおうち、細部にわたって工夫やこだわりがあるので、
リビングから3階の斜線部の勾配天井を見上げてみます。
手作りの大きなトップライトが2つ並んでいて、
光が入り3階、リビングともすごく明るいです。
3階の床が無いため容積率にも入らず、
空間を吹き抜けにすることによって、
狭小住宅とは思えない空間の広がりをみせています。
先ほどのリビングの上は、
3階のお子様の部屋となっています。
トップライトを正面にして、
造作のデスクがあり、
こちらで、お勉強したり、遊んだりしているようです。
リビングと子供部屋がつながっているので、
家族の気配を感じることができます。
では、実際吹き抜けがあって寒いのでは?
トップライトが大きいので結構暑い。。。
狭小住宅なので、容積が小さいので、
リビングから子供部屋の居室は寒くはありません。
階段からリビングは窓がなく、3層にわたって吹き抜けているので要注意ですけどね。
また次回その他の部分のお話をしたいと思います。