狭小住宅の造作(ぞうさく)工事とは
2012年07月26日
こんにちは。
本日は、たくさんのむずかしい?少し不可解な建築用語のひとつ
『造作工事』についてご説明します。
造作工事とは、上棟後、柱や梁をホールダウン金物、耐震プレートなどの金物で、
耐震補強をしていきます。
次にサッシを壁の耐力をとるための合板、を貼り、アルミサッシを取り付けて、
アルミサッシまわりに防水、気密テープを貼り、
なんとなく、建物内部が風雨にさらされずようになった『箱』の状態が
大工さん工事の外周部が完了となります。
ここから造作工事となります。造作工事とは、大工工事を主として家具工事、建具工事のことを言い、
家の中の大工工事という表現がわかりやすいのではないでしょうか。
この造作工事の良しあしは大工さんの腕にかかっているといころで、
設計図や見積では表すことのできないところで、
完成時の仕上がりのことを指す、”クオリティ”の根幹になるところです。
職人さんの腕に頼らないプレハブ工法もありますが、
狭小住宅はどんな工法を選んでも『現場で人の手でつくる』ことに変わりはないので、
腕の良い職人さんに建ててもらいたいですよね。