2012年06月29日
こんにちは。
本日、お越しいただいたお客様、世田谷のとある素晴らしく環境の良い角地で
狭小住宅を建てたいという方がお見えになりました。
コンセプトは
『せっかく建てるのだから、建売っぽくない家がいい!!』
3週間前にお問い合わせがあり、本日2回目のプレゼンテーション。。
気合をいれて挑みました。
プラン、見積もり、SHADEというパースを作成するための3Dソフトを駆使して、
より具体的にイメージしていただきます。
パースは正確に方角を捉えて、光の入り方やなんとなく?の
家具の配置などを見ることができます。
どのお客様も同じですが、本日のお客様も
セカンドプランの場合、だいぶイメージが固まって来ているようです。
たいていのお客様は何社かにプランの作成依頼をしています。
むむむ、プランも喜んでいただき、価格も勝っている。。。
でも、工務店の設計は野暮ったい気がする・・・
ですので、最後の一言、『家を建てるのは実際僕ら現場の人間ですよ』
『プランは納得のいくまで建築家がおつきあいします』
住宅設計のプレゼンテーションは楽しくなきゃいけないですよね。。
ここからのお話は企業秘密です。。。
是非一度お越しください!!秘密がわかると思います・・・
過去にはたくさんの家を建てましたが、
たくさん工事を請けすぎてクオリティが保てず、
人に任せすぎて、その人が入れ替わり多大なご迷惑をおかけしたこともあります。
その苦い経験やご迷惑をおかけした事を反省して改心し、
今は、私自身が現場責任者となり、
自分の目の届く範囲で狭小住宅を建てていきたいと考えています。
折を見てHP上にプロフェッショナルの職人たちの写真をアップします。
本当に素晴らしい職人です。
家はプロデュース会社でも、不動産会社でもなく、また建築家が建てるのではなく、熟練の職人が建てるんだと思い直した一日でした。
(いちごハウスのコンセプトは、建築家とたてる小さなローコスト住宅ですが、少し複雑な思いです)
純粋にいい家を建てられるようになりたいと願っていた、
大工の職人だったころの気持ちにたちもどり、
100%現場主義を掲げ、いちごハウスはおしゃれで垢抜けた工務店を目指しています!!
2012年06月28日
6月23日実施された構造見学会を行った物件の現場状況。 (世田谷)
上棟が無事終わり、次は窓の取り付け作業です。
道路側に開いた 大開口です。
イイ意味で目立つ、うなぎの寝床 店舗併用住宅になりそうです。
続いての現場は、大田区蒲田のいちごハウス。
こちらは6月上旬に着工し始めたばかりの住宅です。
これから基礎の配筋を始めます♪
写真は、捨てコンクリートの上に、墨で線が書かれている様子。(前回ご紹介した「墨だし」の跡ですね)
さて、続いては ご新規・世田谷区奥沢のいちごハウスーーー。
区の条例によっては、
ある一定の中高層建築物を建築しようとするときは、敷地の見やすい場所に
標識看板(建築計画のお知らせ)を設置しなければいけない決まりがあります。
こちらの住宅も、間口が比較的狭い条件下で、
外観・内観ともに、素敵な空間づくりができるよう、現在実施設計中です。
着工はもうすぐ!頑張りましょう(^^)
2012年06月27日
こんにちは。
今日は、世田谷に建っている狭小住宅のお話です。
17年に竣工したおうちで、設計はアトリエスピノザさんです。
この頃に私は、『狭小住宅』という言葉をはじめて耳にした記憶があります。
建築家のデザイナーズ住宅らしいおうちを建てたのは、
このおうちが最初でした。
やはり、モルタル塗りの外壁は、ラインが入らずにフラットに仕上がるため、
シャープですっきり見せたいと考える建築家さんとしては、
使用したい材料のひとつでしょう。
光にあたって微妙な凹凸手で塗った感がいいでしょう?
このおうち、細部にわたって工夫やこだわりがあるので、
リビングから3階の斜線部の勾配天井を見上げてみます。
手作りの大きなトップライトが2つ並んでいて、
光が入り3階、リビングともすごく明るいです。
3階の床が無いため容積率にも入らず、
空間を吹き抜けにすることによって、
狭小住宅とは思えない空間の広がりをみせています。
先ほどのリビングの上は、
3階のお子様の部屋となっています。
トップライトを正面にして、
造作のデスクがあり、
こちらで、お勉強したり、遊んだりしているようです。
リビングと子供部屋がつながっているので、
家族の気配を感じることができます。
では、実際吹き抜けがあって寒いのでは?
トップライトが大きいので結構暑い。。。
狭小住宅なので、容積が小さいので、
リビングから子供部屋の居室は寒くはありません。
階段からリビングは窓がなく、3層にわたって吹き抜けているので要注意ですけどね。
また次回その他の部分のお話をしたいと思います。